こんにちは。辻浦です。

12月にはいり、ぐっと寒くなりましたね。皆様お身体ご自愛ください。

さて、まもなくお引渡しをむかえる「好きを楽しむ家」外観のディテールについてのこだわりを一部ご紹介します。

深いグリーンの外壁と木がアクセントになった平屋の住まい。周辺には、昔から建ち並ぶ家が多く、街に溶け込む落ち着いた雰囲気の佇まいにしました。

先ずは、建物と一体につくったガレージについて。

玄関ポーチと繋がるガレージは、雨の日でも濡れることなく車の乗り降りができます。

ガレージやカーポートをつくる場合は、建物と調和することが大切です。

次に、このすーーと伸びた薄い屋根について。

建物の外観デザインにおいて、屋根のデザインはとても重要です。屋根の形や材料に注目されがちですが、屋根の厚みはデザインに大きく影響します。屋根を薄く見せることで、よりシャープなデザインになり、屋根のラインの美しさが際立ちます。

次に樋について。

樋は、雨水を地面の排水口へ排出する役割があり、住まいの耐久性を高めるためにも必要なもの。当たり前についている樋も外観デザインに大きく影響するポイントの一つ。

玄関前に設けた竪樋は、「鎖樋」といってガルバリウム鋼板を円錐形状にしたもの。シンプルな形とマットな質感、そしてこの連なりが美しいですね。控えめですが、玄関のいいアクセントになっています。

そして、奥にひっそり佇むサイクリングスタンド。ステンレスの逆さまU字型になっていて、とってもスリム。外観に良く馴染んでいます。

次に木製玄関引戸について。

引戸の懐かしい佇まいと利便性はそのままにオリジナルで製作しました。上から下までのばしたウォールナット材の引手は、触れた感触もやさしく温かみを感じます。

年月を経て美しさを増し味わい深くなっていくのでこれからが楽しみです。