こんにちは辻浦です。
今回は、断熱材について。
家づくりにおいて、断熱材を重要視している方も多いのではないでしょうか。
家の快適性を左右する断熱材。一度建てると簡単に交換できないからこそ、断熱性にこだわった家づくりが大切です。
断熱材もいくつか種類がありますので、選ぶ際のポイントをご紹介します。
断熱材の種類は大きくわけると「繊維系」「天然素材系」「発泡プラスチック系」の3つです。繊維系の「グラスウール」は鉱物(ガラス)を細い繊維状に加工したもので、価格が安価の為、一般的によく使われています。天然素材系の「羊毛」は、羊毛に防虫処理を施したもので、調湿性にも優れています。発泡プラスチック系は「ウレタンフォーム」など、他の断熱材に比べ価格は高いです。それぞれの断熱材にメリットデメリットがある中で、何を選択した方がいいのか悩まれる方もいます。
┃断熱材選びのPOINT1:断熱性能を発揮するうえで、施工精度が最も重要
一般的によく使われているグラスウールは、押し込みすぎただけで約20%断熱性能が低下します。きちんと施工することはもちろんですが、配管部やコンセントなどの凹凸のある部分を隙間なく断熱するには、職人さんの施工技術が求められます。断熱性能のいい断熱材を選んだとしても、施工精度が悪いと本来の断熱性能が発揮できません。
┃セルロースファイバーを選ぶ理由
施工精度を確保するうえで、未来住建では繊維系断熱材の「セルロースファイバー」を使用しています。セルロースファイバーとは、新聞紙などの天然木質系原料を綿状にしたもの、調湿性・防音性・防カビ防虫性に優れた断熱材です。材料が自然素材由来のため、人にも環境にも優しく安心安全です。
セルロースファイバーは、隙間の無い断熱施工が可能です。「デコスドライ工法」といって、綿状の断熱材を水や接着剤を一切使わず乾式で吹き込む工法です。認定断熱施工技術者による責任施工で無結露20年保証がついています。確かな技術を持った職人が施工するので、施工精度を確保できます。
手の届かない隅や配管コンセント周りなど隙間なく充填が可能です。マットやボード状の断熱材施工とは異なり、断熱欠損がなく、大切な家の断熱性能を最大限に発揮します。
画像出典:株式会社デコス
未来住建では、セルロースファイバーの施工が完了した時点で、お施主様立会いのもと現場説明会を行っています。断熱材は完成後は見えなくなってしまうので、お施主様が安心して住んでいただけるように、現地での確認をお願いしています。
次回、断熱材選びのポイント2をご紹介します。