こんにちは。辻浦です。
以前のブログで、断熱材選びのポイントを二つご紹介しました。弊社で使用しているセルロースファイバーは、”隙間の無い断熱施工” と ”調湿性” において優れているという話をしましたが、今回は、その他の特徴についてご紹介します。
▶断熱材選びのポイント1のブログはこちら。
▶断熱材選びのポイント2のブログはこちら。
┃特徴① 防音性
セルロースファイバーは、様々な太さの繊維が絡み合い空気の層をつくっています。その繊維一本一本の中にも空気胞が存在しているため、よりいっそう熱や音を伝えにくくします。
このグラフは、セルロースファイバー(CF)と2種類のグラスウール(GW)の吸音性について実験したデータです。繊維にも空気胞があるためグラスウールよりも防音性が高いです。日常生活の音や屋外からの騒音、室内からもれる音もやわらげます。
┃特徴② 火事に強い難燃性
ホウ酸化合物を適量添加し難燃処理をすることで、約1000℃の炎でも表面が焦げて炭化するだけで燃え広がりません。万が一の住宅火災時に延焼を遅らせ、有毒ガスの発生もなく、人命を守ります。使用するホウ酸化合物は揮発せず、その毒性は食塩と同じ程度です。
┃特徴③ 防カビ防虫性
安心・安全で長持ちするシロアリ防蟻剤でもあるホウ酸を添加し、高い防カビ性と防虫性を持っています。腎臓がないシロアリやゴキブリはホウ酸を摂取しても体内で処理しきれず、代謝がストップして死に至ります。人体にはほぼ影響がないため安心して使用できます。
┃特徴④ 地球にやさしい断熱材
セルロースファイバーが生産段階で使用するエネルギーは電気のみで、他の断熱材が必要とする熱(溶解・乾燥)、水(洗浄・冷却)などは一切使用しません。そのため、他の断熱材に比べ製造時のエネルギー消費量が極めて少なく、省CO₂性に優れています。人にも地球にもやさしい断熱材です。
以上、セルロースファイバーの特徴を4つご紹介しました。
防音性については、ご見学の際にもお客様から「外の音が聞こえないね」とよくお声をいただきます。ぜひ、一度体験してみてください。
★現在販売中の物件はこちら。