延長敷地とは?

2023年12月10日

こんにちは。神谷です。

師走真っ盛りでお忙しいところ、このブログを読んでいただきありがとうございます。

私自身も目の前の仕事に追われつつ、このブログを書いております。

株式会社未来住建|安城市|注文住宅・マンションリノベ・定期借地権付分譲
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さて、今回は「延長敷地(えんちょうしきち)」についてのお話しです。

延長敷地とは、道路と繋がる敷地の一部が通路状の細いカタチをしており、その奥に敷地の大半が広がっているカタチの土地のことです。写真や画像を見た方が分かりやすいですね。

延敷(えんしき)などと略すこともありますが、別名では、敷地延長(しきちえんちょう)、旗竿地(はたざおち)、袋地(ふくろち)などと呼ばれています。

旗竿地なんかは、イメージしやすい名前で、旗の部分が家を建てたりする広い部分、旗が付いた竿の部分が通路部分です。

なぜこんな変なカタチの敷地ができるのか?

では、なぜ延長敷地のような変なカタチの敷地ができるのでしょうか?

それは、建物を建てる際に関係する建築基準法という法律が大きく関わってきます。

都市計画区域内及び準都市計画区域内で建築を行う場合、その敷地が建築基準法の道路に2m以上接道していなければなりません。

加えて、道路に接する路地上部分の長さと幅について、愛知県では下のような条例もあります。

 

愛知県建築基準条例第6条・第7条

 路地上部分の長さ(L)  路地上部分の幅(a)
 15m未満の場合  2m以上
 15m以上25m未満の場合  2.5m以上
 25m以上の場合  3m以上

 

この法律は、全ての建物において、火災や地震などの災害が起きたときの避難経路になったり、消防車や救急車などの緊急を要する車両が通過できるようにと考えられ、定められています。

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延長敷地に家を建てるメリット・デメリット

延長敷地では一般的に、次のようなメリット・デメリットがあります。

 

メリット

1.道路からの視線を感じにくい

2.子どもが飛び出しにくい

3.玄関が奥にあり、不特定多数の人が入ってきにくい

4.土地価格が安い

5.敷地のさらに奥には、良い景色が広がっていることもある

 

デメリット

1.四方を家で囲まれていることがある

2.駐車場が縦列駐車になりやすい

3.路地上部分に駐車された状態だと、通行しにくい

4.敷地が大きくなるため外構費がかさみやすい

5.重機が入りずらく、建築費がかさむことがある

延長敷地の場所や周りの状況に応じて、メリット・デメリットは変化しますが、自分たちの重視することに当てはめて考えると、デメリットが減り、メリットが増えるかもしれません。

例えば、駐車スペースがたくさん欲しい人は、路地上部分に4台以上駐車できる土地もありますし、景色を重視される方は、敷地のさらに奥が川や田んぼで、美しい景色が広がっている土地もあります。

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一般的には敬遠されがちな不整形地である延長敷地ですが、価格が安くかつ自分たちの希望が叶う魅力的な土地であることもあります。

未来住建では、家の構想をイメージしつつ土地探しからお手伝いしていますので、お気軽にご相談ください。

 

また、現在販売中の桜町タウンも延長敷地ですが、土地区画を決める開発段階から、住みやすさを考えて造られた区画割り(土地のカタチ)と家になっています。

B棟・C棟の2本の路地上部分を並べて共同利用することで、入りにくい狭さを感じず、東南側からの陽の光も十分確保しています。また、家を建てる部分の土地だけで45坪以上あり、その中で並列駐車できる駐車スペースや広い庭を造っています。

安城の中心街にありつつ全体敷地は60坪以上です(購入するなら土地だけで4,000万円以上します)が、定借のため土地価格も関係ありません。

延長敷地も使い方次第であり、分譲戸建であれば、その土地を魅力的な居住スペースとしてご提供していますので、こちらもお気軽にご相談下さい。