こんにちは。辻浦です。
今年も残りわずかですね。歳を重ねるにつれて時間の経過が早く感じます。
さて、前回のブログで「好きを楽しむ家」外観ディテールのこだわりをご紹介しました。今回は、内部のこだわりについてご紹介します!
リビングの壁面には趣味のフィギュアを飾る造作棚をつくりました。ガラス扉付きやOPENな棚など、空間全体のバランスを考慮しながら、デザインに変化をだしています。上下を浮かせることで、収納棚・テレビボード・窓の3つがぐるっとつながる一体感と、空間の圧迫感を無くす工夫を施しています。
手前にあるテーブルは、お施主様がお持ちのローソファの高さに合わせて造作したオリジナルのこたつです。
リビングと隣接した和室。
4枚の障子を開けると、和室とリビングが一体になり広々とした空間になります。障子は壁の中に全て納まるので、開けた時もスッキリ。
障子はオリジナルデザインで、リビングの雰囲気にも合うようにシンプルに仕上げました。また、ただの障子紙ではなく破れない「ワーロン」という強化和紙を使用しています。(ワーロンについてはこちら)
洋室と一続きになっても違和感がないように、明るくモダンな和室に仕上げました。ポイントは、襖です。襖紙を無地にし、縁を無くすことで、格式ばった重たい印象が無くなります。また、畳も縁なしで、照明もダウンライトにすることで、よりシンプルな雰囲気に。
ベッド付近の窓に設けたオリジナル障子とルーバー引戸。平屋でも窓を開けて寝たいというご要望に対して、室内側に木製の鍵付きルーバー引戸をつくりました。建具と収納を組わせることで、一体感が生まれ家具のような雰囲気も感じます。
この家づくりを通して、たくさんのことを経験させていただきました。ありがとうございました。
好きなものに囲まれながら、自分らしく楽しく暮らす。
そんな住まいになってくれることを願っています。