こんにちは辻浦です。
先日、「いろいろな居場所がある心地いい家」社内検査を実施。弊社スタッフだけでなく、関わってくださった大工さん職人さん業者の方も参加。
この場では、それぞれの立場で、細かな仕上げの話、施工しにくかったことなどなど、いろんな意見があがります。
いいモノづくりをするうえで、こういったコミュニケーションは大切で、積み重ねていくことが重要だと感じます。
設計図の想いをカタチとして表現する大工さんや職人さんがいてくださることは、改めて本当にありがいことなんだなと思った一日でした。
さて、この住まいですが完成見学会を行うにあたって、前回に引き続き、見どころ第二弾をご紹介!
▼キッチン
障子をあけると、目の前はタタミコーナー、そしてリビングを見渡すことができます。料理をしながらも、家族の様子がうかがえるように。また、リビングの窓から、視線が遠くの景色までのびるため、開放感を感じます。
料理好きな奥さまのお気に入りの場所になれば嬉しいです。
障子をしめることで、キッチンとタタミコーナーをゆるやかに仕切ることもできます。
▼洗面コーナー
独立した造作洗面コーナー。
「THE!洗面!」っていう雰囲気をいかに消して、インテリアに溶け込ますか。リビングや脱衣室とも繋がるルートになるので、洗面本体だけでなく、洗面ロード(勝手に名付けました)として、視界に入る全体のパーツをどうつなげて、どんな雰囲気をつくるか。
独立させることで、気を付けるべきポイントは増えます。
カウンターはチェリー材を使用し、収納はシナ材に自然塗料のホワイトカラーを塗装しました。チェリーは経年変化で艶と深みのある紅褐色へと移り変わるので、収納とのコントラストの変化も楽しめます。
フロートタイプの洗面台は、デザイン性も高いので、インテリアのように空間に馴染みやすいです。
正面の壁一面は、スレンダーな形状のタイルをはりました。水回りに相応しい素材です。タイルは、色味だけでなく、サイズや質感、はりかたによってイメージが変わります。
個人的にこのタイル選びかなり悩みました。シンプルでやさしい柔らかい雰囲気、かつ、さりげない存在感もほしい。そんなイメージを求めていました。
仕上がりは予想以上に素敵で、マットな質感も◎。タイルの主張も強すぎず、反対側の塗り壁ともうまく調和。
洗面の上だけ、天井がレッドシダーになっているので、ここもデザインのポイントです。他にもタオルリングや水栓やらこだわりがあるのですが長くなるので割愛します・・・。見学会でご説明できれば・・・。
そして、この扉お気付きでしょうか・・・。
洗面コーナーの1枚目の写真を見て頂くと、奥にこの扉がひっそり壁のように佇んでいます。
こちらはトイレなんです。
天井まで高さのある引戸に、珍しい丸いトーメイな引手をつけて、「THE!トイレ!」感を無くすように。建具のデザイン性にこだわって造れるのは造作の良さですね。
引戸を開けると、天井と収納扉がレッドシダーで、落ち着いた雰囲気に。
ストックのペーパーもたっぷり入りますね。
見学会開催日は、1月27日(土)~2月4日(日)で、平日でもご見学いただけます。
ぜひこの機会に、お施主さまとわたしたちの想いのつまった住まいをご覧ください。
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