こんにちは。設計の杉浦です。
リビングにおける暮らし方のスタイルについて考えてみたいと思います。
新築の家のリビングには、家族全員が座れる大きなソファを置くことを当たり前にイメージされている方は多いのではないでしょうか。
しかし、リビングにソファは絶対に必要な家具なのでしょうか。
“リビングにソファを置かない”という選択肢も大いにありだと思います。
オーナー様の中にも、床の上に直接座って寛いだり、床の上でゴロゴロするという方もたくさんいらっしゃいます。
昔から、タタミの上でゴロゴロしていた日本人のDNAに響く、くつろぎのスタイルですね。
ソファのないリビングは空間の使い方に自由度が高く、掃除が楽になるというメリットもあります。
小さいお子さんがいれば、遊びやすいスペースを広く確保でき、広々と遊ばせることもできます。
しかし、何も置かない空間では、ガランとして平凡で退屈な空間になりがちですが、
お気に入りの小さな家具などを散りばめることで、それぞれの居場所があちこちにでき、それが”居心地のいい”リビングになっていくと思います。
個室にこもることなく、家族それぞれが思い思いに過ごせる居場所があり、家族の気配を感じながらそれぞれの時間を楽しく過ごすことができるリビングには自然と家族が集まってきます。
ソファを置くことを目的に考えずに、自分たちにとって”居心地のいい”リビング空間を考えてみてはいかがでしょうか!