こんにちは。設計の杉浦です。

家づくりの基本的な考え方として、”住まいはシンプルにつくりたい”と常々考えています。

なぜ、シンプルがいいのか？

それは、住まいは毎日の生活をする場所であるからこそ、斬新なデザインや緊張感などは必要ないのではと考えるからです。

シンプルなデザインは年月が経っても、流行り廃りがなく、住み続けるほどに愛着が湧いてきます。

流行を採り入れた派手なデザイン、表面的な美しさやおしゃれなデザインは、どうしても年月が経つと古びて見えてしまいます。

ハウスメーカーのモデルハウスが10年も経たずに建替えられてしまうのは、常に流行のデザインを採り入れようとしているからです。

シンプル ＝ ”地味・何もしないデザイン” ではありません。

シンプル過ぎるとただ無骨で”特徴がない”だけの家になってしまいます。

シンプルだからこそ、屋根の高さや勾配、窓の配置など普通以上に細かく考える必要があります。

家のデザインを考えるうえで、街並みと調和させることは欠かせません。

どんなによく考えられたデザインの家でも、外構次第で街並みから浮いた状態になってしまいます。

家づくりの中で、後回しにされがちな外構のデザインも、家と同時に考えることが大切です。

長く住み続ける住まいだからこそ、徹底的に考え抜いたシンプルで美しいデザインを目指しています。