こんにちは。杉浦です。
間取りを計画する際には、非常に重要な考え方があります。
皆さんは、設計士から提案されたプランを見て、どのように感じるでしょうか?
・「リビングダイニングは何畳あるんだろう?」→「狭そうだから広くしてもらおう」
・「キッチンが壁付だ。」→「対面キッチンに変えてもらおう。」
・「トイレが寝室から遠いなぁ。」→「もっと近くにしてもらおう。」
このような視点で間取りを見直していくと、最終的にうまくいかないことが多くなります。
どんなプランが提案されても、まずは一度、その家に住んでいる自分を想像しながらプランを見てみてください。
・「リビングダイニングが狭そう。でもこの配置なら住みやすいかも?」
・「対面キッチンではないけれど、調理に集中できるし、配膳もスムーズかも?」
・「トイレが寝室から遠いけれど、水まわりが近い今の配置の方が便利かも?」
「これが良いと思っていたけれど、もしかしたらこっちの方があっているかも」といったように、考え方が変わることや、思いがけない発見があるかもしれません。その上で、どうしても納得できない部分があれば、遠慮せずに設計士に相談すればいいのです。
私たち作り手は、お施主様が新しい家でどのような暮らし方を望んでいるのか、その価値観を理解し、それに基づいて間取りの提案を行うべきと考えています。
間取りへの要望は、まず自分自身の暮らし方をしっかりと見直し、その上で設計士に伝えることが重要です。