こんにちは。辻浦です。
今回は「カーテンの納まりについて」
未来住建では、新築の打合せ時にカーテンも一緒にコーディネートをしています。
カーテンそのものを考えるのはもちろん、空間全体としてどんな雰囲気をつくるのか、建築側でも工夫が必要です。
下の写真は、あらかじめ天井を掘り上げて、上のレールを見せず、シェードカーテンの生地のみを見せる納まりになっています。
レースがカウンターから天井まで一直線にあるので、質感のいい生地がより際立って素敵です。
シェードカーテンは開けると、上に生地が溜まりますが、天井を掘り上げた分、全開にしても生地がすっきりと納まっています。
カーテンを閉めた状態、開けた状態、どちらの状態もこの大きな開口部を有効的に使え、見た目も◎
空間にも程よく馴染んでいます。
下の写真は、一般的なカーテンレールが見えているタイプです。
レールが見えているので、視覚的にもカーテンの存在がはっきりと映ります。
家は多くのパーツが組み合わさってできています。
たとえ、カーテンレールでさえも、空間の印象に影響を与えるもの。
それぞれのパーツが主張せず、全体的に調和をとることが大切だと考えます。
カーテンに限らず、建築側の工夫次第で「納まり」の美しさは変わります。
そんな細かなところにもこだわっていきたいと思います。