こんにちは☺辻浦です!
先日桜町タウンの塗り壁(薩摩中霧島壁)のデザイン選定のため現場に行きました。
左官職人さんに色んなデザインを試していただきながら、「もうちょっとこんな感じはできますか?」「曲線をもう少しつけられますか?」などなど、現場で意見を交わしながらデザインを決めました。(職人さんお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _m) )
鏝(コテ)を使って、軽やかに仕上げていくそのリズムの良さに内心「スゴい!」と思いながら凝視しておりました。
さて今回の本題ですが、職人さんからとても興味深いお話を聞いたのでブログにて紹介します。
塗り壁には、掲載写真のほかにも様々なデザインがあり、鏝を使い分けることでその模様を表現します。
鏝には、先が四角いもの丸いもの、太いものや細いものなどその数は数百種類もあります。
素人の私は、鏝を使い分ければ、職人さん誰がやっても同じ仕上がりになると思っていましたが、実は違いました。
職人さん曰く「同じデザインでも、職人によって仕上がりの表情が全く違う」そうです。
「同じデザインなのに表情が違う」ここに塗り壁の新たな魅力を感じ、改めて手仕事の奥深さを感じました。
職人さんの目と手の感覚で仕上げていくため、一つ一つのデザインにその人にしかだせない「個性」があるのではと。
一度、見比べてその違いを確かめてみたいですね。
塗り壁の独特の佇まいは、何年たっても味わい深く変化していきます。
クロスのようにどこから見ても同じということはありません。
光のあたり方、仕上げた職人さんによって多彩な表情を生み出します。
桜町タウンの塗り壁はどんな個性がでているのでしょうか。
ぜひ現地にて実物を見に来てください!