こんにちは。辻浦です。
清々しい天気が続きますね。
さて、今回は家づくりの「収納計画」について。
使ったものが出しっぱなしになっている、どこになにがあるか分からない、整理整頓しにくい、などなど。片付けに対しては色んな悩みや問題を抱えている方が多いです。
私も、好きなプロ野球チームのグッズが増えてきて、うまく収納できず、試行錯誤中です・・・。
収納計画において大事なことは「使い勝手のいい収納は、つくり手と住まい手が一緒に考えて設計しなければ完成しない。」ということです。
パントリー、納戸、ウォークインクローゼットなど、とりあえず収納をつくれば片付くという考え方はおすすめしません。例えば、置く場所が決まらないモノは納戸に仕舞ってどこになにがあるのか分からない状態になったり、実は捨ててもいいようなものを仕舞うために、収納スペースをお金をかけてつくってしまったり。無駄な収納スペースをつくらないためにも、新しい家でのモノの持ち方を家族で話し合いながら、収納計画をしっかりと考えることが大切です。
では、何を考えればいい収納づくりができるのか「住まい手さんが考えること」について、ブログを書きたいと思います。
〇持ち物をリストアップする
まずやっていただきたいことは、新しい家にもっていく持ち物のリストアップです。家にあるすべてのモノを誰のものがいくつあって、どこに置いているのか確認します。「ちょっとめんどくさいかも・・・。」と思うかもしれませんが、収納計画の大事な作業のひとつですので、ぜひ頑張ってやっていただきたいです。
持ち物リストを作成していく中で、住ま手さんにとっていくつか気づきとなるポイントが出てきます。
①モノを持ち過ぎていたことが分かる
全ての人がモノを減らせばいいというわけではありません。家族にとって将来を考えた「適正量」を知ることが大切です。新しい家ではどう過ごしたいのかを考えながら、不要なものは処分しましょう。
②動線の良い収納場所がわかる
生活動線に合わせて使うモノの収納場所を決めておくと、片付けしやすい家になります。現状のモノの置場を把握することで、使いやすいのか使いにくいのか考えるきっかけになり、新しい家の間取りづくりに反映できます。
③家族みんなが収納を自分ごとにできる
現状のモノの把握をし、新しい家では何をどこに仕舞いたいのか、しっかりと話し合うことができるので、家族みんなが整理整頓しやすい家づくりができます。また、”片付いている”状態や、”使いやすい位置にある”というのは家族によって考え方が違います。家族でルールを決めて、新しい家づくりに反映していきます。
未来住建では、住まい手さんに持ち物リストを作成していただき、一度ご自宅に伺います。リストを確認しながら、今の暮らしの生活パターンや不満などをお聞きして、プランに生かします。ベストな収納計画のために、住まい手とつくり手が協力しながら「適所収納」を考えていきましょう。