こんにちは。推しおでんの具、もち巾着の辻浦です。
おでんがしみる季節が近づいてきました。みなさんどの具推しですか?おすすめのおでん屋さんのご紹介待ってます!
さて先日、築19年目のオーナー様邸の無垢ダイニングテーブルをご家族と一緒にメンテナンスしました。
テーブルが生まれ変わる様子をお届けします!
こちらが、今回メンテナンスをする杉板のダイニングテーブルです。新築時から使っていただいてるので19年目のベテラン!このテーブルを見ると、お子様が小さかったときのことを思い出すそうです。たくさんご家族の歴史が刻まれてますね。
それでは、メンテナンス始めていきましょう!
①表面を削る(1回目)
まず、サンダー(サンドペーパーを高速で振動させ研磨する工具)を使って、表面を削ります。サンダーを押し当て、木目に沿って動かしますが、木目に沿わないと、ガリガリと表面に傷がつきますので、削る方向に注意しましょう。また、木の粉が舞うので、お家の中で行う場合は、しっかりとビニールで養生しましょう。
削ったところと、削っていないところの色がくっきり違いますね。ご家族で交代しながらやっていただきましたが、皆さんお上手でした!
テーブルの側面もしっかり削っていきます!
②表面を削る(2回目)
全体を削り終えたら、もう一度全体を削ります。サンダー付近が白っぽくなっているのが分かりますか?1回だけでも十分綺麗ですが、2回削るとより木の質感を感じ、サラサラとした肌触りが気持ちいいです!
2回目が削り終わりました。美しい!!
「もとは、こんな色だったんだ!」とオーナー様もびっくり。
③自然塗料を塗る
汚れを付きにくくするために、表面に自然塗料を塗布します。塗り方はとっても簡単!雑巾に塗料をつけて、テーブルを拭くように塗っていくだけ。一通り全体を塗ったら、乾いている雑巾で、表面に残っている塗料を拭き取ります。
④乾燥
約12時間ほど乾燥させます!この自然塗料は、亜麻仁油などの自然のオイルを原料としているので、化学物質のイヤなニオイもなく、安心安全です。
また、木に浸透させて保護するため、本物の木の質感が残るのも自然塗料の優れているポイントです!
⑤メンテナンス完了
ついに完成!!!
言葉には表現しづらいこの色味と質感がとっても素敵です。きれいにはなりましたが、新品ではだせない風合いを感じますね。さすが19年目のベテラン!
以前よりもダイニングの雰囲気が、ぱっと明るくなりました。また、このレベルアップしたテーブルに、新たなご家族の思い出を刻んでほしいですね。オーナー様貴重な体験をありがとうございました!
作業は半日もかからず終えたので、翌日から使っていただきました。メンテナンス前の写真と比べると、見違えるほどきれいになりました!!
改めて、本物の木は自分たちで育てる楽しさがあるなと感じました。メンテナンスしながら大切に永く使っていけますし、なにより愛着が湧きますよね。ハードルが高いイメージのメンテナンスも、ポイントを押さえておけば簡単です。
ぜひ、お家も家具もゆっくりじっくり育ててくださいね。